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今月の健康コラム

睡眠に関するさまざまな問題「睡眠障害」

2014年3月7日

睡眠は、私たちの生活にかかせない大切なものです。睡眠時間が減ったり、睡眠の質が低下したりすると、日常生活に支障が出てきます。夜眠れない、日中ひどい眠気に襲われるなど、睡眠障害の症状があらわれたときは、まずは自分の睡眠習慣を見直してみましょう。

睡眠障害とは

睡眠障害は、不眠や過眠、いびきなど、睡眠に何かしら問題がある状態や、不眠症や過眠症、睡眠時無呼吸症候群など睡眠に関連したさまざまな病気の総称をいいます。症状には、本人が自覚できるものと、他の人から指摘されて気付くものがあります。

本人が自覚できる症状

不 眠 ・ 夜寝つきが悪い。
・ 眠っている途中で起きてしまって眠ることができない。
・ 朝早く目が覚めることがある。
・ 熟睡できない。
過 眠 ・ 日中強い眠気を感じる。
・ 日中居眠りをしてしまうことがある。
就寝時の
異常感覚
・ 足がむずむずしたり、火照ってたりして眠ることができない。
・ 足をじっとさせていることができず眠ることができない。
睡眠・覚醒
リズムの問題
・ 自分が望んだ時間に寝たり起きたりすることができない。

他の人から指摘されて気付く症状

いびき、
無呼吸
・ いびきをかく。
・ 息が詰まったかのようにいびきが突然止まる。
・ 眠っているときに息が止まることがある。
睡眠中の
異常行動
・ 寝ぼけて動く。
・ 寝言を言う。
・ 睡眠中に大きな声で叫ぶ。
睡眠中の
異常運動
・ 就寝中に足がぴくぴくと動いている。

睡眠障害の原因

睡眠障害の原因はさまざまで、同じ症状があらわれても、人によって原因が異なる場合があります。また、原因は一つだけではなく、複数の要因から症状があらわれている場合もあります。

睡眠障害(主に不眠)の原因

  • 精神的なストレス
  • うつ病など精神的な病気
  • 体の痛みや痒み
  • 喘息発作、頻尿、花粉症などの病気
  • 服用している薬(抗がん剤、ステロイド等)
  • アルコール、カフェイン、ニコチンの摂取
  • 時差ぼけ
  • 乱れたライフスタイル(昼夜が逆転した生活など) 等

睡眠習慣を見直しましょう

睡眠障害は、習慣を改めることで改善されるものもあります。

  • きちんと睡眠時間が確保されているか確認しましょう。
  • 睡眠日誌をつけて、自分の睡眠状態をチェックしましょう。
     (起床時刻や就寝時刻、目が覚めたときは回数や理由などを記載)
  • 睡眠時間に関わらず、毎日同じ時間に起床し、生活リズムを整えましょう。
  • 昼間に長時間の睡眠をとったり、夕方以降に睡眠をとったりすると、夜眠れなくなることがあります。注意しましょう。
  • 就寝時の環境をチェックしましょう。
     (騒音がしないか、電気を付けたまま寝ていないか、等)
  • ストレスを溜めないようにしましょう。

習慣を改めても症状が改善されないときは、睡眠外来など専門の医療機関を受診しましょう。

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