2015年10月2日
足のつりは、本人の意思に関わらず筋肉が突然痙攣することで起こり、筋肉が過度に収縮したまま硬直し、元に戻りにくくなる状態のことです。加齢や疲労、栄養不足などがきっかけで、筋肉やアキレス腱にある「腱紡錘(けんぼうすい)」が、筋肉の伸縮を上手く制御できなくなることが1つの要因と考えられています。
また、糖尿病や椎間板ヘルニア、腎疾患、脳梗塞、下肢静脈瘤などの病気が原因で足がつるといった症状が見られることもあります。気になる症状を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
運動 | マラソンや水泳、サッカーやサイクリングなど、運動をしたときに筋肉を使うことで、体内のミネラルが急速に消費されます。筋肉が正しく働くために必要なエネルギーの補給が間に合わなくなり、筋肉疲労を起こしやすくなります。 |
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加齢 | 睡眠中に足がつるといった症状は中高年の方に多く見られます。これは、加齢に伴う筋肉量の減少や血行不良、冷えや脱水傾向などの様々な要因が考えられています。 |
冷え | 夏場の空調のきき過ぎ、冬場には急激な温度の低下により冷え性になりがちです。足元が冷え、血管が収縮することで血液の循環が悪くなり、冷えたことによる筋肉の緊張も加わり足がつりやすくなります。 |
脱水 | 長時間の運動による大量の発汗、消化不良による下痢、また、睡眠中にも約500mlの水分が失われることで、軽い脱水症状に陥ることもあります。ミネラルは汗や尿と一緒に排出されやすいので、自分でも気が付かないうちに体内のミネラルバランスが崩れている場合も多いです。 |
この他にも様々な原因と症状が考えられます。
足のつりを慢性化させないためには、日常生活を見直し、自分にあった方法で予防していくことが大切です。
軽めのストレッチや日ごろから階段を利用するなどして、筋肉の衰えを防ぎ、血流をよくしましょう。
疲れを感じたらしっかりと睡眠をとり、心と身体のリフレッシュを図りましょう。
温度変化に応じて着衣を選び、入浴をして血行を良くするなど、身体を冷やさないようにしましょう。
ミネラルが不足しないように、カルシウムやマグネシウムを中心にバランスのよい食事を心がけましょう。
弾性ストッキング着用で改善することもあります。
足のつりに効く薬や漢方もあります。かかりつけ医に相談し、自身にあったケアを行いましょう。
慢性的に症状が続く場合や、異変を感じた場合には、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。