2016年5月9日
紫外線は大きく以下の3つに分類できます。
UVA (紫外線A波) |
・ 地上に届く紫外線の約9割を占める ・ 肌の奥へと侵入し蓄積的なダメージを与える ・ シミやしわを作り老化を促進 |
---|---|
UVB (紫外線B波) |
・ 短期間で肌へのダメージを残す ・ 日やけによる炎症や肌荒れを引き起こしやすくする ・ 皮膚がんの誘発 |
UVC (紫外線C波) |
・ オゾン層に阻まれ、ほとんど地上に到達しない |
日常生活で注意しなくてはいけないものは、UVAとUVBの2種類になります。これらの特徴をしっかりと把握し、それぞれにあった対策をしていくことが必要です。
近年、オゾン層の破壊などにより地表に届く紫外線の量が緩やかな増加傾向にあります。紫外線の“浴びすぎ”は、人体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
紫外線を浴びすぎると、細胞のなかのDNAが次々と破壊されていきます。そのことにより、皮膚に赤みがでたりひどい場合は水ぶくれになることがあります。大人と比べ皮膚が薄く未熟な子どもは、紫外線を浴びすぎると、大人になってから皮膚がんや目を傷める要因になりうるので十分な注意が必要です。
○関係があるとされる病気
日やけをする前に、紫外線の浴びすぎを予防することが最も重要です。
① 紫外線の強い時間帯(午前10時~午後2時)を避ける
② 日陰の利用
③ 日傘、帽子の使用
④ 衣服で肌の露出を少なくする
⑤ サングラスをかける
⑥ 日やけ止めの使用
自分の生活スタイルに合わせ、UVA対策にはPA、UVB対策にはSPF成分の多い日やけ止めを利用しましょう
⑦ 食品で老化を予防
鮭、エビやカニなどの甲殻類に含まれる“アスタキサンチン”にはシワの形成を抑制する効果があります
イチゴやレモンなどに多く含まれる"ビタミンC"にはシミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。また色素沈着が起きにくくします
紫外線には免疫力を高めたり、ビタミンDを生成するなどさまざまなメリットもあるので適度に浴びることも必要です。
これからの時期、5月~9月は紫外線が強いとされる季節なので、早め早めの紫外線対策をしていくことが、自分の体を守ることにつながります。気になることや疑問がありましたらかかりつけ医に相談しましょう。