2018年9月18日
C型肝炎は、C型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝臓の病気です。C型肝炎ウイルスに感染している人の血液が他の人の血液中に入ることで感染します。
C型肝炎ウイルスに感染すると、多くの場合自覚症状が無いまま肝細胞の破壊と修復を繰り返しながら少しずつ病気が進行しますので、早期に診断し治療を行うことが重要です。
以下の様な方々は一般の方よりC型肝炎ウイルス感染の可能性が高いと考えられています。
C型肝炎ウイルスに感染すると2~14週間の潜伏期間を経て急性肝炎を発症することもありますが、多くの人は自覚症状に乏しいままウイルスが排除されずに慢性化し約70%の人が慢性肝炎になると言われています。
病気が進行すると肝硬変になり食道静脈瘤の破裂や肝性脳症、肝癌の発生など生命にかかわる重大な合併症がおこりやすくなります。
C型肝炎と診断するためにはまず血液中のC型肝炎ウイルス抗体(HCV抗体)の測定を行います。HCV抗体が陽性の場合は血液中にC型肝炎ウイルスがいることを確認し、ウイルスの型、肝機能により治療法が決められます。
以前は、インターフェロンの注射が治療の中心でしたが現在は経口薬による治療が主流になっています。
また、医療費助成制度も導入され治療が受けやすくなりました。千葉市にお住まいの40才以上の過去に検査を受けたことが無い方は無料でHCV抗体検査が受けられますのでかかりつけ医にご相談下さい。